前川 晃一
- 部長
当科は、地域密着型の医療を行います。
呼吸器内科では、高齢化社会を背景に増加している各種呼吸器疾患に対し、病病、病診連携を生かした地域密着型の医療を行っています。急性期はもとより、慢性呼吸器疾患のケア、在宅酸素療法、在宅非侵襲的陽圧呼吸療法(NPPV)、悪性疾患のターミナルケアに至るまで、十分なインフォームドコンセントのもとに各患者さんのQOLを第一に考え、全人的視野に立ち診療に当たることを信条としています。
またセカンドオピニオンの希望に応じた情報提供も積極的に行います。
急性呼吸不全、気管支喘息重積発作、慢性呼吸不全急性増悪などに対する呼吸管理および集中治療、大量喀血に対する気管支動脈塞栓術、気胸に対する胸腔ドレナージ、各種呼吸器感染症などに迅速に対応しています。
COPD、特発性間質性肺炎、肺結核後遺症などの慢性呼吸不全疾患に対し、パスを用いた包括的呼吸リハビリテーションを取り入れた呼吸ケアを行っています。またその一環として在宅酸素療法、NPPV導入を積極的に行い、2018年10月現在62人/月の診療に従事しています。その際、武田病院グループ在宅酸素部門、在宅介護支援センター、訪問看護部との間で月1回のカンファレンスを持ち情報を共有することで、チームワークによる各患者さんのニーズに即したきめ細かい在宅医療を推進しています。
各種画像診断、気管支内視鏡を用いた迅速な診断のもと、呼吸器外科との協力体制により手術、レーザー治療、化学療法、気管、気管支内ステント留置など局所および全身治療を行うとともに、QOLに配慮したベストサポーティブケアやターミナルケアに当たっています。
多種多様なびまん性肺疾患に対して、VATS肺生検も含めた積極的な診断、治療に取り組んでいます。
内科系診療各科との協力のもと24時間体制で対応しています。
ヘリカルCT、MRI、スパイロメトリー、気管支内視鏡検査、血管造影検査に対応可能です。
1日平均外来患者数 | 27.0人 |
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1日平均入院患者数 | 16.6人 |
呼吸器疾患治療薬に対する治験に適宜協力しています。
学会 |
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後期研修 | 呼吸器内科専門医を目指すための研修が可能です。 |
呼吸ケアチーム主催の院内研修会 | 年6回(うち1回は院外講師による)開催 |
スタッフが拡充すれば各種呼吸器疾患の専門外来の開設。
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