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診療科・部門

透析センター

当院の透析センターについて

当センターは、西館透析室(外来患者用)と本院の院内透析室(入院患者用)の2部署です。西館2階の透析室はベッド数34床(外来感染者ベッドを含む)の同時透析が可能です。現在約8090名が通院中です。月・水・金コース、火・木・土コースとも午前(830)・午後(16002130終了)12クール制で145時間の透析を施行しています。
本院の院内透析室はベッド数10床で、入院中の腎不全患者さんの血液透析または各種アフェレシスを11クール行います。

   

当院の透析センターは①急性血液浄化や各種アフェレシス治療②慢性腎不全で維持透析を行っている通院透析患者さんの治療、つまり急性期と慢性期の両者の治療を行っています。急性腎障害や心不全、ショック状態、術後、感染症などの重篤な患者さんは、ICUで血液浄化を行います。病状に応じて急性期病棟で病棟透析または個室透析を行うことも可能です。慢性腎不全の通院透析患者さんは12クールのゆとりのある体制で、十分な血液透析を受けて帰宅していただくことが可能です。

安全で質の高い透析療法を患者さんに提供できるよう、感染対策・透析液清浄化・機械の保守管理・患者指導・栄養指導を行っています。当院は急性期病院のため、ERから入院になった腎障害の患者さんや院内で発症した急性腎不全の患者さんの緊急血液浄化を迅速に行えるような体制を組んでいます。また、医師・看護師・臨床工学技士・栄養士・ソーシャルワーカーが協力したチーム医療により、日本透析医学会が推奨するガイドラインに沿った、オーソドックスな治療を行います。一方で、個々の患者の病状に応じた柔軟な対応を心がけ、院内外から信頼される透析センターを目指しています。

診療内容

維持透析患者の血液透析・合併症や手術をうける透析患者さんの入院中の透析管理・急性腎障害や循環不全の患者に対しICUで行う血液浄化(CHDF)・各種アフェレシス(血漿交換療法・重症下肢虚血に対するレオカーナ・LDLアフェレシス・白血球除去療法・腹水濾過濃縮再静注療法・造血幹細胞採取など)

専門性

日本透析学会教育関連施設

診療体制

専任医師2名(日本透析医学会指導医1名)・非常勤医師7名(専門医4名)・専任看護師8名(透析技術認定士1名)・ME22名(透析技術認定士6名・日本アフェレシス学会認定技士1名・フットケア指導士1名)が勤務しています。

当センターの特色

当院が急性期病院である利点を生かし、合併症を持つ透析患者が急性期の治療を入院して行なえることが最大のメリットです。当院で内シャント造設は心臓血管外科が行います。シャントPTAは放射線科で治療が可能ですが、緊急に対応できないケースは当院の系列病院に紹介しています。

当院では、シャント不全を未然に防ぐため、MEがシャント管理を行い、全員の患者さんに定期的にシャントエコーを行ってシャントの評価を行っています。また、当院の患者は糖尿病を合併する高齢患者が多く、多くが下肢閉塞性動脈硬化症を合併しています。透析中に全員に定期的に足回診を行い、フットチェック外来に紹介し、難治性病変は早期に下肢創傷チームに介入を依頼し、透析患者の下肢切断を回避できるよう努力しています。栄養士は透析中にベッドサイドに出向き、個人栄養指導を行い、患者さんの食事の問題点を聞き出し、正しい食生活の指導につとめています。

当院の患者さんは慢性腎不全の他に多くの合併疾患を持ち、超高齢者・独居・認知症・ご家族の協力が得られないなどのハンディキャップを持つ患者さんが多いです。そのため、地域は限られますが、自宅と病院の往復の車両の送迎サービスも一部行っています。

展望

高齢化が進み、急性腎不全が重症化する患者は増加すると思われます。近隣の地域から当院に救急搬送されたICU患者の救命に欠かせない腎不全治療を、当科が担っていると自負しています。また、近隣の通院維持透析患者さんの病状が悪化したときに頼りになる透析センターを目指しています。

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