武田病院グループ：保険・医療・福祉のトータルケアを提供する京都の病院

木津屋橋武田病院　栄養科　管理栄養士　岡村　秀美

抗酸化成分は種類によって色が異なっていることが多いので、カラフルな野菜を食べていれば、自然とまんべんなく、摂れます。また、野菜や果物からは、同時にミネラルや食物繊維もとることができます。
それに加え、現在DASH食 （Dietary　Approaches　to　Stop　Hypertension）が注目されており、高血圧症にも有効です。 老後は、健康で自分らしく楽しく過ごす"withエイジング"を心がけ、毎日の食事に抗酸化食品を取り入れてみませんか？

肌のしみやシワが増えた...など、体の変化を年々感じていませんか？人間には必要不可欠な酸素ですが、たとえば、切ったリンゴに空気 が触れると茶色く変色します。これは金属のサビと同じように酸素が細胞と結びついて起きる現象で、カラダにも同じ"サビ"が生じます。これがいわゆる"酸化"です。そしてこの"酸化"こそが、カラダのサビ＝老化の原因となっているのです。

いつまでも若々しく健康でいるためには、カラダのサビを防ぐこと＝抗酸化が重要です。
体が本来持っている抗酸化力は、年齢とともに低下してしまいますが、食べもので補うことができます。ビタミン・ミネラル・ポリフェノールなどを、バランス良く摂ることで、日々発生する活性酸素を除去することが可能です。